長崎

2025年 4月例会

2025.04.08

会 場:
ヒルトン長崎3階 キャプタインスカマー
企 業:
株式会社 kakki
役 職:
代表取締役
講演者:
吉田一貴
テーマ:
「 全国の自治体や企業の課題解決に向けて 」

長崎創生プロジェクト事業認定制度について

~NAGASAKI KAKKI及び株式会社kakkiに期待すること~

 

 株式会社kakkiの吉田社長の講演に先立ち、長崎市経済産業部政策監の久保 洋 氏から、長崎市の人口減少と学生と県内企業とのマッチングに関する課題が説明された。

 

 2024年3月卒業の長崎県内大学等の学生は約4,100名で、そのうち約3,200名が就職。就職者の約6割が県外に就職している現状である。
 雇用・人材育成の課題として、学生が地元企業を知る機会が少なく、特に20代の約6割、30代の約4割は地元企業を10社未満しか知らないという厳しい現状である。

 長崎市がKAKKIに期待することは、地域の雇用・人材育成の課題である「長崎の企業を知ってもらう」という点に対しての貢献です。KAKKIが創設した、学生と企業が交流できるコミュニティを通じて、就職活動前の学生が企業を知るきっかけとなり、同時に企業も学生を知ることができる場となることが期待されています。長崎市はこの活動を「長崎創生プロジェクト事業」として認定しました。

 

長崎市経済産業部政策監の久保 洋 氏

 

 

全国の自治体や企業の課題解決に向けて

株式会社kakki 代表取締役 吉田 一貴 氏

 

 株式会社kakkiは、地方の課題解決を目指して設立されました。地域の人口減少や若手人材不足などの問題に取り組み、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現を目指しています。その一環として、学生と企業を繋げるSNS型リクルートサイト「KAKKI」を運営しています。

 このプラットフォームは、学生が主体的に企業と交流し、情報収集やイベントを通じて実践的な学びの場を提供します。学生が自ら企画し、企業と共に活動することで、より深い理解を得るとともに、就職活動のミスマッチを防ぐことができます。

 

 

 

 

NAGASAKI KAKKIが目指す長崎の未来

株式会社kakki 戸北 羚 氏 
株式会社kakki 西元 玄太郎 氏

 

 NAGASAKI KAKKIは、学生、企業、行政という異なる“カスタマー”に対して、それぞれの背景や価値観を尊重し、個々に寄り添ったサービスを提供しています。企業と学生の橋渡しとして、学生が自己ブランディングを通じて個性や強みを企業に伝えやすくし、企業側が学生を認識しやすくすることを目指しています。また、インターンシップを提供し、学生に実績を積む機会を与え、地域人材としての成長を支援しています。具体的には、長期インターンシップでイベント企画や運営に携わり、学生目線の新しいイベントを企画することで、実績と成功事例を積み重ねています。

 

株式会社kakki 戸北 羚 氏

 

株式会社kakki 西元 玄太郎 氏

 

 

 

長崎の企業は魅力的? 学生が語る就活の本音

 

 NAGASAKI KAKKIは、学生が地域企業と直接交流し、長崎での就職に対する意識を高める場を提供しています。多くの学生は、業界や職種に対する知識が乏しく、何をしたらよいか分からない状態ですが、NAGASAKI KAKKIを通じて地元企業の魅力や特徴を知り、県内で働くことへの安心感や期待感が高まります。参加後、学生は「長崎で働くこと」への誇りを持ち、県外就職が当たり前ではなくなり、長崎での就職を真剣に考えるようになります。

 

 

 

 

 

 

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