第27回 長崎サミット
2024.07.29
【日 時】 2024年7月29日(月) 14:00~17:00
【会 場】 ホテルニュー長崎 3F鳳凰閣 (長崎市大黒町14番5号)
【内 容】 討議テーマ:「長崎ベイエリアにおけるカーボンニュートラル推進」について
【出席者】
長崎商工会議所会頭 森 拓二郎
長崎経済同友会代表幹事 東 晋
長崎県経営者協会会長 外野 雅彦
長崎青年会議所理事長 田添 太一
長崎県副知事 馬場 裕子
長崎市長 鈴木 史朗
長崎大学学長 永安 武 (敬称略)
【講 演】 国土交通省港湾局 局長 稲田 雅裕 氏(諫早市出身)
「カーボンニュートラルポートの形成について」
【発言内容】
今回の長崎サミットは、長崎港のカーボンニュートラルを推進するため、産学官のトップが集まり議論しました。
長崎市長は、環境に配慮した港がクルーズ船の誘致に重要であると述べ、再生可能エネルギーを活用した陸上電力供給やLNG運搬船の設備整備を確認しました。
副知事は、陸電施設の導入に大きな費用がかかるため、クルーズ船に対する費用負担のスケジュールが課題であると指摘。今後、産学官の連携で持続可能な国際観光都市の形成やエネルギーの地産地消を目指すとしています。
<長崎経済同友会>
東代表幹事は、会員を対象に行ったアンケート結果から、長崎の企業はカーボンニュートラルに高い関心を持つが、取り組みは他の経営課題に後回しにされ、積極的に行動する企業は少数に留まっていることを報告しました。また、今後の課題は、カーボンニュートラルをビジネスと結びつけ、収益化する方法を見つけることであると述べました。
東代表幹事は、長崎には観光関連企業が多いため、カーボンニュートラルの取り組みを観光資源化し、旅行の目的にできないか検討すべきであると述べ、例として、三菱重工や大島造船の施設見学を通じて、長崎をSDGs先進地区として修学旅行先にするケースなどを紹介しました。