まちづくりと交通委員会

九州新幹線西九州ルート整備促進シンポジウム2024への参加

2024.12.16

長崎経済同友会「まちづくりと交通委員会」(塚本敏委員長)は、本年度第3回委員会活動として、「九州新幹線西九州ルート整備促進シンポジウム2024」に参加しました。

 

 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)のフル規格化を目指すシンポジウムが12月16日、ホテルニュー長崎で開催され、長崎、佐賀両県から約1,000人が集まり、長崎経済同友会からも「まちづくりと交通委員会」(塚本敏委員長)メンバーを中心に28名が参加した。登壇者らは、全国の新幹線ネットワークに接続することで、地域経済の活性化が期待できると訴えた。

 

 主催は九州新幹線西九州ルート整備推進協議会(会長・森拓二郎氏)。JR九州の松下琢磨常務は、武雄温泉-長崎間の西九州新幹線について、今後の利用増が見込まれる一方、現在の対面乗り換えに不満の声があると指摘。佐賀駅を通るルートが利用客の利便性や経済効果の面で最も有効とし、佐賀空港経由のルート案は「時間がかかり、運賃も高くなる」と否定的な見解を示した。

 

 さらに、フル規格化により、佐賀市から大阪まで2時間台、リニア中央新幹線を活用すれば東京まで4時間以内のアクセスが可能になるとし、佐賀県にも高度な産業立地の可能性が生まれるとメリットを訴えた。

 

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